表情筋エクササイズで顔のたるみ改善

 

よじごじdays”顔の若返りのコツ”解説させて頂きました。

表情筋エクササイズでたるみ改善”

 

「40過ぎたら自分の顔に責任持て」・・・の中身とは?!

 

あなたは普段、どんな表情で過ごしていますか?

 

一日のうちで自分の顔を鏡を見るのはほんの数分・・

 

きっと、あなた自身よりも周りの人の方があなたの普段の顔の表情を良く知っていることでしょう。

自分自身が知らずに作っている表情も周りの方からは見えているものです。

 

私たちは毎日知らず知らずのうちに色々な表情をしています。

笑ったり、怒ったり、悲しんだり、緊張してこわばったり、、、

 

顔の筋肉は、物を噛む以外に、日々色々な表情を形作っています。

同じ姿勢をし続けると肩が凝るように、顔の筋肉も同じ動きを繰り返すと凝ってきます。

歩かなくなると足腰の筋肉が弱るように、顔の中で使わない筋肉は徐々に張りをなくしていきます。

 

顔の表情クセが老け顔の原因の一つ?

 

ほうれい線やバギーアイ、マリオネットラインなどの特徴的な線は、老け顔を表す特徴的な用語です。皮膚・脂肪・靭帯・筋肉の張りがなくなってくること、そして重力によって下に引っ張られることによって骨と皮膚の橋渡しとなる靭帯や隔膜との関係から上記の特徴的なラインが現れます。

 

特に、法令線のできやすさには骨格や肌質により個人差はありますが、頬骨周囲の組織のたるみによる下垂が主な原因です。

 

では、ほうれい線周りの筋肉がどうなっているか見てみましょう

顔は何層かに分かれており、筋肉同士が重なり合っています。

そのため、ある特定の筋肉を動かそうとすると、別の筋肉まで動いてしまいがちです。でも、鏡を見ながら意識して練習することで特定の筋肉を教育することができます。

顔の筋肉
出典;グラフィックス 臨床解剖図譜 フェイス

口回りの上唇挙筋・口角挙筋・大頬骨筋・小頬骨筋など上方向の筋肉を収縮させることにより、接触する頬部の脂肪やその上の皮膚の重力による下垂をある程度予防することができます。

逆に上方向に引っ張る筋肉を使わずに、下方向に引っ張る筋肉だけを使っていると(顔をしかめる、口角を下げるなど)と、物理的に重力に加担することになり、たるみやすくなります。

 

それは、筋肉が唯一皮膚を動かせる組織だからです。

そこで、顔の筋肉を正しく効率的に動かし中顔面のたるみ防止・改善を目的としたのが

“表情筋エクササイズ”です

顔の中央部を上方向に引っ張りリフトアップ効果をもたらす筋肉は、
主には上唇挙筋口角挙筋

テレビで私のやってた変顔は、上唇挙筋を収縮させていました

上唇挙筋口角挙筋の靭帯が頬骨中央および下の縁に
強固にくっついていて、表情筋エクササイズではこの部分をまず緩めた後に、
筋肉を収縮する練習をします。

 

”ほうれい線のできやすさのチェック”・・顔をリフトアップさせる最も強い筋肉の動きをチェック下唇を軽く噛んで、上唇をのみをにゅっと上に引き上げ歯茎を見せます。

勿論、骨格や鼻の下の距離に個人差があるので正しく出来ていても歯茎が見えないこともありますが、そもそもこの動きができない人も多いです。

筋肉の強度スケールを知ってますか?

リハビリ科では筋力を評価するのにMMT(徒手筋力テスト)という尺度を使用します。

MMT(徒手筋力テスト)
特定の筋肉に力を入れたときにMMTが0・・筋の収縮が全く見られない1・・筋の収縮はわずかで関節運動は見られない2・・重力がなければ動かせる

3・・重力に抵抗して動かせる

4と5・・抵抗を加えても動かせる

の6段階で評価します。

MMTは骨格筋の評価方法なので、顔の筋肉にはそのまま当てはまりませんが、

上方向の筋肉を動かそうとした時、重力に逆らえないと重力に負けて組織がたるみやすくなると考えられます。

下方向の筋肉(口角を下げる筋肉など)は、そもそも重力と同じベクトルなので頑張らなくても動きやすい。

結果、加齢と共に、しかめっ面の人が増えるわけです。もちろん組織の変化(コラーゲンの量や質が落ちることも大きな原因ですが)

 

Retaining Ligament(支持靭帯)

運動や筋トレの前にストレッチをするように、“表情筋エクササイズ”の効果をより高めるために、先に顔の筋肉をほぐすことで筋肉の動きがでやすくなります。

筋肉をほぐすには起始・停止部位の靭帯を緩めることがストレッチの常識です。

これは、病院のリハビリテーション科で日常的に行われているテクニックです。

この図をみると

顔のリガメント
出典:Retaining Ligaments of the FaceReview of Anatomy and Clinical Applications
Aesthet rg J. 2013;33(6):769-782. doi:10.1177/1090820X13495405
Aesthet Surg J | © 2013 The American Society for Aesthetic Plastic Surgery, Inc.

顔の筋肉の骨への付着部には靭帯がこんなにあります。顔の支持靭帯といいます。

顔の靭帯は骨格筋の靭帯とは定義が少し異なりますが、基本的に

骨ー筋肉ー脂肪ー皮膚、または筋肉や脂肪ー皮膚を繋いでいます。

 

リガメントほぐしでほぐすリガメントはこんなに沢山
出典:Retaining Ligaments of the FaceReview of Anatomy and Clinical Applications
Aesthet Surg J. 2013;33(6):769-782. doi:10.1177/1090820X13495405
Aesthet Surg J | © 2013 The American Society for Aesthetic Plastic Surgery, Inc.

脂肪は靭帯や膜によって各区画に分けられてます。これがなかったら、ベロンとお腹やお尻みたく垂れるはず。

加齢につれてバギーアイやマリオネットラインなど、特徴的な線がでるのは、リガメントが皮膚や脂肪のストッパーとなっているからなんですね。

 

 

筋肉の骨付着部位(靭帯)をほぐす→周辺の筋肉のこわばりの改善&弾力性up

上方向の筋肉を教育してあげる。→筋肉は同じ動きを繰り返す内に段々とその動きがしやすくなります。

始めは難しくても鏡を見ながら頬部の筋肉を上げてみましょう。

 

考えてみれば単純な話ですね。

 

“表情筋エクササイズ“をすることで、自力で顔のたるみ防止をしていきましょう!

 

その実験的効果は、身近では成功していたのですが、今回幸運なことにお話しを頂き、
モニターさんにご協力頂き見事結果を出すことができました!

 

8月24日のよじごじdays
顔の若返りについて1時間担当させて頂いています。

お楽しみに~♬

 

ここまで解説してきて、そういう私も形成外科医になるまで、顔の解剖なんてほとんど知りませんでした。
顔はとても複雑な作りをしていますが、眼科は眼球、耳鼻科は鼻と耳。その他は形成外科の担当といった感じです。

形成外科医では顔面の外傷の治療は必須の技術なので、事故で皮膚や筋肉がベロンと損傷してるのを
時に植皮などしながら、元の形に近づけたり、顔の骨折を組み立て直して形を作り直します。(プラモに似てる)

血管・神経など大事な組織を傷づけずに手術をするためには、顔の解剖を熟知するのは必須となります。
手術だけでなく、手軽に見える美容治療の注入一つとっても解剖を意識しながら最大効果を狙って注入しています。
形成外科医だけでなく、美に興味のある方はみんな、もっと顔の構造を知ったらいいのにな~
と、思っています。自分の身体の構造を知るのは面白いし、役に立つことも多いです!

 

天現寺ソラリアクリニックでは、自分の表情ぐせや、表情筋の使い方がわからない方向けに、特別メニューをご用意しています。

ご興味のある方はクリニックホームページをご覧ください。)

 

また、カラダの仕組みについては書いていきます。

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