がんになったら~CTCs検査の可能性

怖い病気の代表、がん。
”がんに効く食べ物” ”がんにならない生活” ”〇〇を食べたらがんが消えた!”など、
世間は癌の恐怖を和らげようとしてるとも、逆に煽っている?とも取れる謳い文句を良く見かけます。

”アガリクスは本当にがんに効くのか?!”

ekamelev / Pixabayイメージ写真です。

どうなんでしょうか??(答えは最後に出てきます♪)

がんについて世界中で多くの研究者達が日々膨大な数の論文が発表しているため、読む側はどの論文を、優先的に
読んだら良いのか困るので、仕分けシステムが出来ているほどです。(ワトソンに学ばせたりして)

肺がん、肝臓がん、乳がん、大腸がん、皮フがん。。。

ご自身ががんの治療を受けていなくても、周りにがんの闘病経験のある方は結構いるのでは?
(私自身、親戚や友人関係でぱっと思い浮かぶだけでも片手では足りません。)

”がんと一言でいっても、、、??”

まずは、
がん細胞の話をすると必ずセットで出てくるのがこのキーワード↓

アポトーシス・・・細胞が自ら死んでいくこと。がん細胞はアポトーシスをしないで生き残り、増え続ける。
炎症・・・慢性的な炎症のある所にがんができやすいし、がんがあるところには炎症が起こっている。
増殖・・・がん細胞が細胞分裂をして増殖するスピードはとても速い。
血管新生・・・がん細胞は自ら新たな血管を作り出し、酸素や栄養素を捕り入れて成長できる
遺伝子異常・・・正常細胞が細胞分裂する時に遺伝子異常を起こしてがん細つ胞が産まれてしまう。
免疫・・・がん細胞は免疫細胞によって殺されるけど、免疫が弱ってくるとがんを察知して殺す能力が落ちてしまう(見落としてしまう)
がんは免疫との戦い、となります。
代謝異常・・・長らくがんは遺伝子の異常、と思われていましたが近年はエネルギーを作るミトコンドリアの代謝の異常が根源だという説が強くなっています。

・・と、上記のキーワードを元に話を進めます。

定期的に腫瘍マーカーや画像で再発や転移をチェックして、”今の所問題ないので、定期的に経過観察しましょう。”
と言われることはよくあると思います。

形成外科では、皮膚がんを切除して、病理検査で悪度が高かった場合、追加で皮膚を切除➡リンパ節を摘出して転移していないかのチェック➡定期的に経過観察となり、数か月おきに再発がないか、切除した部位のチェック、という簡単なものですが、

再発しても外からは見えない内臓のがんは、画像や血液中の腫瘍マーカーを測定しながら経過観察になりますね。

この経過観察、て言葉。よく使いますが要は積極的な治療をしない期間、ということ。患者さん・ご家族としてはこの期間、
普段の生活はどうしたら癌が再発・転移をしにくいのか?
が一番気になるところではないでしょうか。
何もしないで再発を待つよりは、何か他にできることはないのかな?と思う方も少なからずいらっしゃるはず。
そんな方のための検査の選択肢の一つに、こちらCTCs検査があります。

日本で行っているのは、まだ100施設未満ですが、欧米ではかなり普及しているとのこと。
論文を調べてみると、323件の関連論文がヒットしました。
最近のものだとこんな感じ↓

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26323491
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26349664
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28560678
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5528976/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29557165

がんの評価・治療のガイドラインとして標準化されるのはもう少し先になりそうですが、色々ながんについてCTCs検査を使用した研究が
ここ近年特に盛んに行われているようです。

HoliHo / Pixabay

一般向けのCTCs検査の説明はこちら
https://www.cancertherapyadvisor.com/general-oncology/circulating-tumor-ctc-sequence-five-guide-cancer-treatment/article/682007/

 

 

 

ここで、

”CTCsとは?”

血液中を循環しているがん細胞の数
(Circulating Tumor cells)

を表しています。

とはいえ、

”がんはいつでも産まれてる!”
あなたのカラダの中では、常に細胞が入れ替わっています。
古くなった細胞は自殺し、新たな細胞が産まれる。そのサイクルの中でうっかり
がん細胞も毎日5000個前後、私たちのからだで産まれてます。

でもごくごく小さいうちに殺されます。

誰に?
あなたのカラダの中の免疫細胞に。
ミクロなボディガード達が24時間体制であなたを病原菌や出来損なった異常細胞から守ってくれている。
免疫の詳しいお話はここでは割愛しますが

がん細胞が増えすぎる  or/and 免疫細胞が老化する

ことによって、がん細胞が産まれてもパトロールの目をすり抜けてがん細胞は生き延びます。
生き延びたがん細胞は・・成長します。
ここでは検査の対象をなる、がんを取り切ったはず・・の方対象に話をすすめます。

”がんを取り切った!その後の再発・転移までの道のりは・・”

がんが1~2mm以上になる

➡酸素や栄養を必要とする(がん細胞も成長のためにエサが必要ということですね)

➡血管を新たに作って血管にじりじりと伸びていく

➡血液中に入り込む➡血流に乗って全身を回る

➡他の臓器に到達➡がん細胞のコピーを産み出し、転移巣で増大

➡数cm以上になって初めて転移がんとして画像診断できる

・・となると、転移が見つかったときにはかなり進行していて、というのも納得できるかと思います。
では、がんを切除した後に、どこまで積極的に治療をしたらいいのか?
かなり詳しい目安になるのが、このCTCs検査です。

”CTCs検査では何が診れるか?”

1.血液中を巡るがん細胞の数(CTCs)
2.原発巣の推定
3.がん細胞の遺伝子発現
4.どんな治療に、どの位効果があるのか(感受性)

ざっくり言うとこんな感じになります。

1.CTCsの数が1個でもあると、どこかにがんがある。がんがない人はCTCsは基本、ゼロ。(CTCs=ゼロだからがんはない、ということではない)
CTCsの中でもがん幹細胞(CSC)は悪性度が高く、色んな所で生き延びる。➡転移・再発する力が強い。
このがん幹細胞がCTCs検査で見つかると何かしら治療の適応となる可能性が高くなります。
CTCsの数と予後の関係は数々報告されています。

がん幹細胞については、2013年のNHKクローズアップ現代でも放送されていましたね。
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3404/1.html

2.ピンポイントでこれ、というのはまだですが。1.のがん幹細胞か、上皮性 OR 造血系か。
また、リンパ腫、神経系、前立腺、乳がん、腎細胞がん、悪性黒色腫、小細胞性肺がん、などある程度の推測は可能です。

3.遺伝子発現を見ることで、がんの特徴を知ることができます。
冒頭のキーワードで出てきた、
・アポトーシスをしにくい☜しぶとい!なかなか死なない。
・増殖因子を持ってるか☜どんどん子供を産む
・血管新生をしやすい☜エサを見つけるのか得意
・薬が効きにくい☜打たれ強い
・自己修復しやすい☜ケガしてもすぐ戻る、エイリアンタイプ
・熱に強い☜温熱療法が効かない(サウナで悪化するかも?)
・糖質で増大する☜糖質制限すると良いタイプ

などなど、72項目の遺伝子情報がわかります。

4.ドラキュラによって十字架が苦手なドラ(と呼びます)がいれば、ニンニクが嫌いなドラ、日の光で死ぬドラ、など無敵に見える敵にも
弱点がありますね。

katyandgeorge / Pixabay

このCTCs検査のすごい!と個人的に思ったところ↓

がん細胞が検出される➡がん細胞を培養する➡色々な薬やサプリを6日間投与してみて、CTCsへの感受性をみる
➡死滅したがん細胞の割合を〇%で表記される。

どの治療に効果があるのか、数値で判断できるということになります。

治療、というのは大きく3つ
抗がん剤・・保険の適応に関係なく、今あなたのカラダを巡ってるCTCsに効果がある抗がん剤がわかる。(この辺は主治医の先生とのご相談になるかと思いますが。)
分子標的薬

天然成分
この天然成分の中身を見てみると・・・
アガリクス、よもぎ、ブロッコリー、もずく、大豆、ビタミンC,クルクミンなどなど・・
身近なものも多くあります!

上記の膨大な情報を読み解き、(涙)
日々の食生活のヒント、副作用のきつくないがん再発予防治療を、患者さんと相談して決めていくことになります。
このCTCs検査、高額となりますが再発・転移への恐怖や治療の負担を考えると、決して高くないのではと思ってしまいます。
いつか、保険診療に組み込まれる日がくるのを願いますが。。。

”アガリクスはがんに効く! は本当?!”
・・・この答えは Yes OR No となりますね。
人によって、その人のがん細胞によってアガリクスを摂ってもへっちゃらで意味なし、の場合もあるということです。。

私もまだまだ勉強中ですが、ご興味ある方はお問合せください。
天然成分以外の治療は当院では行っていませんので、その場合はご紹介いたします。

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